World Y.E.S Forum(WYF)−若者が切り拓く未来への編纂協力

@八ヶ岳

2001年の創設以来、AGSとの協調のもと、2週間に渡ってスイスのブランバルド村で行われる夏プログラム、 Youth Encounter on Sustainability(YES)は、持続可能な開発とサステイナブル・リーダーシップに関する課題に 対して分野横断的に、総体的に取り組めるよう世界中の参加大学院生を教育し、現在では、70カ国から40の 専門分野に渡る、延べ400人以上の卒業生を送り出している。

2004年、YES コースを運営しているスイス連邦工科大学サステイナビリティ研究センター(ETHsustainability) はYES プロジェクトを次のステップに進む事を考え、「World  Y.ES Forum−若者が切り開く未来」を始めた。 このプロジェクトは以下を目的としている。

  • 持続可能な将来に向けてのリーダーシップを推進するため国際サステイナブル教育センターをスイス連邦工科大学チューリッヒ校に設立する。
  • リージョナルYES 教育センターを設立することによって、グローバルなサステイナビリティ・リーダーのネットワークを創造、強化する。
※本プロジェクトは、国連の「持続可能な開発のための10年(2005年~2014年)」とスイス連邦工科大学創立150周年記念と重なり、国連教育科学文化機関(UNESCO)より後援されている。

調査内容

本プロジェクトは以下の3つのテーマを軸に調査を行っている。

1. アジェンダ21を超えて(Beyond Agenda 21)

本課題は7つのリージョナル・グループ(アジア、アフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、北米、中東、日本)によって取り組まれている。現在の持続可能性にむけての動きは、今のままでは人類の存続が危惧されることを人々に知らせたが、人々の行動を改変させるまでにはいたっていない。今後必要なステップとして、地域により密着した持続可能性にむける課題に着目し、人々の行動に責任を持たせていく必要があると考える。本テーマの目的は「新しいアジェンダ21」の枠組みを策定することである。これが教育機関でのサステイナブル教育のベースとなっていく。

2. 持続可能な未来に向けてのリーダーシップと教育

サステイナブルな生活を達成するには、新しい形でのリーダーシップによる指導を必要と考えられている。その新しい形のリーダーシップをサステイナビリティ・リーダーと名付け、本テーマでは、そのリーダーの性質を地域の文化的、歴史的背景より分析し、それを教育、育成、活性化する新しい教育方法論を開発することを目的とする。
この2つのテーマの調査結果に基づいて、サステナビリティとリーダーシップに向けての新しい全体論的な教育モデルを策定していく。これは本プロジェクトの目的であるサステナビリティ教育の国際機関設立に直接結びつくことになる。

3. 企業の社会的責任(CSR)と気候変動

グローバルな諸問題に具体的な解決策を提案していく過程において、サステナビリティの観点よりYES のグローバルなネットワークの可能性を示す。国際的なワーキング・グループを形成し、若い学者や専門家が世界中のセメント産業についてCSR と気候変動の観点より分析していく。


本WGから4名がこのプロジェクトに参加し、10月の報告書作成に貢献した。