【Learning Theatre】-封鎖された町で生きる-

【報告者】柳澤 龍 東京大学工学部システム創成学科4年
【場所】東京大学本郷キャンパス 第2本部棟4階
【実施日】2009年4月18日


【実施内容】

 09年はじめ、ガザ・イスラエルで紛争がありました。日本からは遠い話です。しかし、なにもしなくていいのでしょうか? ガザ・イスラエル問題の本質を理解なしに、戦争阻止のための優れた判断をすることはできません。 問題の本質とガザ・パレスチナの人がどのように互いを考えているのか専門家や映画を通して学び、ガザ問題に気づくことをめざします。 今回はジャーナリスト 古居みずえさんにお越しいただきます。古居みずえさんは、停戦後5日目にガザに入り、一ヶ月間ガザの被害をカメラに収め続けました。爆撃の傷跡を目の当たりにしてきた古居さんに、写真とともにcafé-talkに参加していただきます。


【ゲスト紹介】

古居 みずえ 氏 / フォトジャーナリスト
http://www.huruim.com/contents.html#/
ガザに生きる人々の生活を、ひとりのパレスチナ女性を通して伝える活動をするジャーナリスト。 09年1月に停戦が結ばれたガザ・パレスチナ紛争で、停戦後すぐにガザへ入り、 今回の紛争の被害を写真に収めてきた。その写真も今回のワークショップでは、見せていただきました。 著作:”ガーダ 女たちのパレスチナ””インティファーダの女たち パレスチナ被占領地を行く”

【プログラム】

13:00~13:30 AGSUTSC及びSus-eduWGの紹介
         ひとりづつ、自己紹介 13:30~14:00 曼荼羅キーワードワーク
14:00~15:10 ドキュメンタリー”封鎖された町で生きる”鑑賞
        古居さんの09年初めのガザの写真紹介 15:10~16:00 振り返り・カフェトーク


【参加しての感想】

古居さんに来ていただきました。日本で戦争を体験した人は年々減り、戦争への意識が薄れることを懸念しています。 しかし、ガザ・パレスチナでは年々、紛争を体験した人が増えているのです。現実に真摯に向き合ってきた、古居さんから学んだことは、 「力強く生きること《。戦争の中でも、人は土地に生き続ける。暮らしを脅かされつつ、必至に生きる姿には力がありました。 11吊の参加者で4人も休学中の人が集まって、上思議でした。次にまたいろんな方々がいらっしゃることを楽しみにしています。

【参加者から古居さんへのメッセージより抜粋】

□今までニュースでしか知らなかった「ガザ問題《の現場の様子を生生しく知れてよかったです。 パレスチナ難民の怒り、悲しみ、プライド、ないろんな表情をみることができました。 今回いただいた”刺激”をきちんと自分のものとして受け止め、 日々の生活に活かしていきたいです。 また、ガザ・パレスチナ関連のニュースには目を向け続けようと思いました。
□人の一面だけではなく、多くの面を見せて行くことはとても大切だと思うのです。 それを人々に見せようとしてくれる人が僕は好きです。体だけには気をつけてください。
□お話を聞かせていただき、ありがとうございます。今日の話を忘れず、生きていきたいとおもいます。出会えて幸せです。
□今日は古居さんにお会い出来、お話が出来て感動でした。 今年の夏にアフリカにドキュメンタリーを撮りに行く際は、 今回お聞きしたことを心がけて、取材の前に少しでも仲良くなれるよう 行動していきたいと思います。ただ短期間で簡単に信頼関係なんて結べないので、 これから継続的に取材を続けられたらと思います。今日は本当にありがとうございました。 これからの渡航までの間、古居さんの作品を見て勉強させていただきます。
□12月頃と比べてまた報道件数が減っていた。 ガザの問題をまた思い出し、考える機会になりました。 中東への偏見を解きたくてイスラムの勉強を始めたのですが、 まだまだ実像が見えていあとに写真や映像をみながら改めて感じました。 私もいつか現地に行きたいです。残虐で日本のメディアには報道されないようなシーンや ストーリーと青い空やオリーブのように注目されないがために報道されないシーンの両方が あるということを忘れないでおきたいです。
□Please keep traveling and making documentary. We need to keep an eye on the planet. Thank you for giving me a new point of view.
□つらい現実・現場の数々を見ていながら、その中で感じやすい絶望感にとらわれることなく、 力強く生きようとする人々の姿を見出せる古居さんの姿勢に感銘を受けました。 どうかこれからもがんばってください。
□写真が本当に印象的でした。 あんな子供達の写真を目にしたら、もう何もいうことが出来ません。 一方ビデオで見る家族の姿は、何とか前向きに生きていこうとする姿勢が見えて、 本当に何とかなってほしいと思います。